サラリーマンが本気で革職人を目指すブログ

本気で革職人を目指しているサラリーマンのブログです。オーダーの進捗、革の知識やものづくりに対する思いも記します。

日々の革小物の作製過程の紹介のブログ。 革についてのコラムやものづくりに対する思いも記します。

革について①(栃木レザーについて)

Tre.です。

 

焼肉に行くと肉は勿論、ホルモンもしっかり食べないと気が済みません。マルチョウ最高!

 

本日は革について記します。革と言っても、革について語り出すと1日では到底書ききれない量になってしまうので、今回はTre.で使用する栃木レザーについて書きます。(Tre.で使用する革は主に栃木レザーとイタリアンレザー。)

 

栃木レザーは栃木県栃木市にタンナーを構える栃木レザー株式会社が鞣した革です。

 

皆さまも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

皮はピット槽(プールのような大きい槽)の中でタンニンが豊富な液に浸かることで鞣され、皮から革になります。

 

ピット槽を持つタンナーは日本で数少ないのです。

 

数多いタンナーはピット槽ではなく、大きなドラムの中に皮とタンニン液を入れ、それをグルグル回すことで鞣しています。

 

ドラム鞣しは短時間で皮を鞣すことができ、効率的です。ですが、革の表面が傷ついてしまうことがある等のデメリットもあります。

 

ピット槽鞣しは鞣す工程ではただ皮をタンニン液に浸けるだけなので、傷が付きにくく、自然の風合いを保つことができます。しかし、時間がかかってしまうというデメリットもあります。

 

因みに、ピット槽に皮を入れている時間は約20日のケースが多いらしいです。

さらに、別注の皮はプラス20日かけて鞣される物もあります。

タンニンが豊富に含まれた革。どんな使い勝手なのだろう…(わかっていますが、今回は割愛笑。またの機会に紹介します。)

 

もう皆さまお判りだと思いますが、栃木レザーは

 

日本で数少ないピット槽で鞣されている品質の高い革です。

 

また、Tre.では最小限の加工を施した、限りなくナチュラルに近い栃木レザーを使用しています。

 

ここまで至るに、様々なことを調べ、試し辿り着きましたので、品質には自信があります。

 

最後に、栃木レザーを使用した作品画像をご覧ください。

 

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綺麗なスジが出ています。また、近くで見ると毛穴を目視することができます。

どうですか。これが自然の風合いが残されたままの革です。

 

次の「革について②」ではイタリアンレザーについて紹介致します。

いつになるかは不明です笑 

 

それでは!

 

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