革について(イタリアンレザー)
どうもTre.です。
工房が北側&クーラーがないのでこの時期はサウナのような空間でモノづくりに励んでいます。
さて、本日はイタリアンレザーについて書きます。
イタリアンレザー
…響きがいいですね。それだけでも売り文句に出来そうな気がします。
イタリアンレザーといえば、革が好きな方ならば
ブッテーロ
ミネルバボックス
プエブロ
エルバマット
この辺りを想像するかと思います。
ここら辺を語ると裏の話がボロリと出るので割愛致しますが(また後で書きます。フラグですよ、フラグ。)Tre.で定番で使用しているイタリアンレザーは革好きが語り出しそうなイタリアンレザーとは別の革です。
名前教えてよ!と、気になる方もいらっしゃるかと思いますが、
教えません!!
…はぁ!?
せっかく読んでるのにその言い方はないだろう!
と思う方もいらっしゃると思います。
ですが、それなりの理由がございます。
業界のお裏の話になりますが、一部のインポートレザー(イタリアンレザー含む)は国内流通が限定されています。
限られた中で必死に探して、私のような弱小者でも納得できる品質のイタリアンレザーをやっと見つけました。
いくらお客様向けのブログとはいえ、クラフターも見ていることも考えているのでこれに関しては公表はできません。
ただ、これだけは胸を張って言えます。
質は最高です。
定番として使用することを決めるに当たって、厳格な審査を何度もしました。
その上で言います。
Tre.で使用するイタリアンレザーは良い革です。
言葉で語るには限界があるので、このレザーを使用した作品をご覧ください。
いかがでしょうか。
上の画像のキーケースは綺麗な表面であるからか、もっちりした重厚感を見ただけでも感じると思います。
下の画像の財布はショルダー部分のナチュラルな傷がくっきり出ています。何とも言えないワイルド感があります。
ちなみに財布を自分用で使用していますが、使用数日でエイジングが出始めています。オイルが今にも溢れそうです。
これぞ私が求めていたレザーです。
今のところ、安定な供給ができるイタリアンレザーはこちらのみです。
色はナチュラル、ブラック、レッド、グリーン、ネイビー。
(実はブッテーロのナチュラル、ブラック、ブルー、イエロー、グリーンの在庫もあります。こちらは限定になります。なぜ限定?これはいつかお話ししたいと思います。)
最後に財布の中身をご覧ください。
内装は栃木レザーのサドルナチュラル。
質感も見た目も全然違うレザーですがどれも良いレザーです。
レザーは作風の雰囲気やお客様の要望で選定致します。
私のオススメは外装をイタリアンレザー、内装を栃木レザーで仕上げるタイプです。
革好きのすべての方々、新しい革小物が欲しい又はプレゼント等で考えている方々へ。
嘘だと思って使ってみてください!
確かな品質のレザーを使用してTre.はあなたに最高の革小物を届けます!
それでは。
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革について①(栃木レザーについて)
Tre.です。
焼肉に行くと肉は勿論、ホルモンもしっかり食べないと気が済みません。マルチョウ最高!
本日は革について記します。革と言っても、革について語り出すと1日では到底書ききれない量になってしまうので、今回はTre.で使用する栃木レザーについて書きます。(Tre.で使用する革は主に栃木レザーとイタリアンレザー。)
栃木レザーは栃木県栃木市にタンナーを構える栃木レザー株式会社が鞣した革です。
皆さまも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
皮はピット槽(プールのような大きい槽)の中でタンニンが豊富な液に浸かることで鞣され、皮から革になります。
ピット槽を持つタンナーは日本で数少ないのです。
数多いタンナーはピット槽ではなく、大きなドラムの中に皮とタンニン液を入れ、それをグルグル回すことで鞣しています。
ドラム鞣しは短時間で皮を鞣すことができ、効率的です。ですが、革の表面が傷ついてしまうことがある等のデメリットもあります。
ピット槽鞣しは鞣す工程ではただ皮をタンニン液に浸けるだけなので、傷が付きにくく、自然の風合いを保つことができます。しかし、時間がかかってしまうというデメリットもあります。
因みに、ピット槽に皮を入れている時間は約20日のケースが多いらしいです。
さらに、別注の皮はプラス20日かけて鞣される物もあります。
タンニンが豊富に含まれた革。どんな使い勝手なのだろう…(わかっていますが、今回は割愛笑。またの機会に紹介します。)
もう皆さまお判りだと思いますが、栃木レザーは
日本で数少ないピット槽で鞣されている品質の高い革です。
また、Tre.では最小限の加工を施した、限りなくナチュラルに近い栃木レザーを使用しています。
ここまで至るに、様々なことを調べ、試し辿り着きましたので、品質には自信があります。
最後に、栃木レザーを使用した作品画像をご覧ください。
綺麗なスジが出ています。また、近くで見ると毛穴を目視することができます。
どうですか。これが自然の風合いが残されたままの革です。
次の「革について②」ではイタリアンレザーについて紹介致します。
いつになるかは不明です笑
それでは!
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ブランドコンセプト
Tre.です。
営業回りで時間が空いた時は暑さから逃げるようにカフェに入ってしまうのでお小遣いはいつもカツカツです…
ちなみ、カフェはサンマルク派です(本当はスタバに行きたい)
さて、本日はTre.のブランドコンセプトについてお話し致します。
コンセプトは
「ものづくりを通して人生を彩るお手伝いを。」
長いですよね…そして胡散臭い…
これにはちゃんとした理由がございます。
自分が本当に欲しかった物を手に入れた時って、凄く嬉しいですよね。それが、手作りで世界に一つしかない貴方だけのものなら尚更。
嬉しい時って心が躍っているのだと思います。
私個人の意見ですが、それは長い長い人生に喜びの色を塗った様な感じがします。
私の作品はそんな素敵な感情を生み出す為のお手伝いをするものです。
最終的に人生を彩るのはオーナー様です。
Tre.の作品は、そのきっかけです。
だから!
お客様の心を踊らせる作品を届ける為に、Tre.の作品はお客様の意見を尊重します!
話が少し変わりますが、私は以前ベルギー料理のお店のキッチンでバイトをしていました。
その時、上司が言ったセリフが、
「お客様がチャーハンを食べたいなら、チャーハンを作る!調味料がないなら今から買ってくればいい!」
これがサービス精神の真髄だと今でも思います。
自分たちが提供したいものがありながらも、本当に顧客が欲しいものを届ける。
私たちの定番品やグランドメニューはあくまでも、最低限の提案なのです。
本当にお客様を喜ばせたいなら、彼らの言葉を真摯に受け止め、出来る限りの対応をすることです。
革小物で例えるなら、「ビアンキカラーの財布が欲しい」
このオーダーに対しての回答、
「取り扱いある色見本からしか選べません…」
「鮮やかな色の革はイタリア🇮🇹産ならあるかも…見つかるかもわからないし、あったとしてもお値段は張りますが出来る限り探します!」
絶対に後者の方がいい回答だと思いませんか。
こう言ったオーダーに対応する為に私たちは常日頃から素材探しをしなければいけません。
どうしても素材がないなら頭を使って作ればいいんです。
それでも、無理であればお客様も納得してくださると思います。
お客様もものづくりに参加しても良いと私は考えます。
その方が作品を受け取った時、喜ぶ(人生が彩る)と信じています。
Tre.はものづくりを通してそのお手伝いをしているのです。
画像がないとつまらないので、最後にお客様と一緒にデザインした作品を紹介して終わります。
穴の大きさ、位置、ステッチの幅、さらには革の表情までご希望頂きました。
ではまた!
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Tre.のブログ再出発
初めまして!
またはお久しぶりです!
(この理由は後ほど笑)
平凡なサラリーマンが立ち上げた
「Tre. leather and fabric」
です。
戻ってきました。
この度、きちんとブログをしようと思い
はてなブログ開設を機にECサイトのブログも同じ内容をコピペして
更新していきます。
なぜ、ブログを再開したかって?
理由は一人でも多くの人に「Tre.」を知っていただきたいからです。
いろいろ考えました。
どうしたら「Tre.」を知ってもらえるかを。
出展、ビラ配り、Facebook、Instagram、渋谷のスクランブル交差点叫ぶ…
など広告のやり方はいっぱいありますが、
…まずはブログは最低限やらなければ(笑)
顔の見えない相手から高額な買い物をすることって
とても勇気がいると思うんです。
いくら作品の出来栄えが良くても、自分が好きなデザインでも、これどんな人が作ったのか気になりませんか?
自分は店舗を構えず、販売をしているのでこの点をどうしても伝えられません。
最近はこう言った理由からか、顔を敢えて出すクリエイターが多いですが、私は勤めている身なので顔を出すことが難しいのです。
だったら、せめてブログで「Tre.」のことや自分のことを知ってもらえなきゃ
ダメですよね。
ブログを通じて、広告と信用を得ることが私の目標です(下心丸出し)
ただ!
普通のブログを読むだけではつまらないですよね?
私自身ブログを書くなら読んでくださる方々を楽しませるブログを書きたいと重々思っております。
作品紹介から、マニアな革ネタ、裏話(消されない程度に)、炎上覚悟の発言など赤裸々に書きます。
いきなりハードルを上げてしまったかもしれませんが、「読んで時間が無駄だったわ…」
と思わせないブログにするのはお約束いたします。
以下、これからブログで記載する内容です。(※順不同)
「Tre.のブログ再出発」(←今ここ)
「ブランドコンセプト」
「自己紹介」
「革について」
「カラーチャート」
「ステッチ」
「デザイン」
「コバ処理」
「職人について思うこと」
「世界のクリエイターについて思うこと」
「道具の紹介」
「革の商流」
「経年変化のトリック」
「いい革とは何か」
それではまた次回に
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